和声聴音のやり方でちょっと問題だと思うのは、和声理論の知識で聞き取れない箇所を埋めようとする人がいるということです。

また、本人は聴こえていないのに、とにかく正解を出すために、そういうやり方を薦める指導者もいるようです。

これでは、聴音のレッスンとして本末転倒だと思います。

聴こえてないのなら、聴こえるようにしてあげるべきです。

実際に、和声理論の知識がある人に聴音をすると、知識が邪魔して音を間違うことがよくあります。

音を「聴く」のではなく、知識を使って「あてよう」としてしまい、素直に聴かないからです。

正解・不正解ではなく、純粋に「聴く」ということに焦点をあててレッスンしてあげなければ、けっして耳は育たないと思います。