レッスンにおいて、

「もっと自分の音をよく聴きなさい」

と先生に注意されたことのある方は多いと思います。

そもそも、「自分の音を聴く」とはどういう事なのでしょうか。

自分で演奏しているのに、自分の音を聴いていないと言われる。なぜ?

つまりそれは、「自分の音を客観的に聴くという事ができていない」ということなのです。

さて、それでは一体どうすれば自分の音を客観的に聴くことができるようになるのでしょうか。

まず、自分の意識を拡げ、音が周りの空間に拡がり反響し伝わってゆくのを繊細に感じ取るようにしましょう。

そして、意識の焦点をその空間に拡がってゆく音の方に合わせ、音そのものをコントロールするつもりで演奏するのです。

演奏中というのは、どうしても自分の指や腕、あるいは唇や声帯に意識が集中しがちですが、結果として出ている音に意識を集め、そこを軸として、演奏している指なり声帯なりをコントロールするのです。

ちょっと難しく感じるかもしれませんが、これができるようになると、不思議と技術の方も安定して来ますので、ぜひ試してみて下さい。